白、黒、グレーのように色みを持たない色のことを「無彩色」と言います。 (むさい色じゃないよ!)
「無彩色」はどんな色ともマッチする反面、使い方によっては地味で無機質な印象になりがちですが、上手に使うとシックでスタイリッシュな雰囲気になります。今回は、色使いの基本として「無彩色」の使い方を紹介したいと思います。
色には大きく分けて「有彩色」と「無彩色」の2種類あります。有彩色は「色相、明度、彩度」の3つの性質があるのに対し、無彩色は「明度」*だけの性質を持っています。
- *明度(めいど:value)
- 色の明るさの度合いのこと。
最も明度の高い色が白、最も明度の低い色が黒です。
Webデザインに「無彩色」はかかせない存在
- 背景など部分的に使う
- グラデーションをつける
- 明度差をつけて強調する
- 光と影をつけて立体感を出す
どんな色ともケンカをしない「無彩色」は、使う場所を選ばない万能な色。
Webデザインに「無彩色」を使うコツ
- セパレーションカラーに使う
セパレーションカラーとは、配色の中間に入れる色のことを言います。似ている色同士でハッキリしない配色や対比が強すぎる場合に、どちらにも影響しない色を入れてまとめる配色方法です。
「無彩色」をセパレーションカラーに用いると、配色を引き締めたり落ち着かせることができます。
インテリアやファッション(ベルトや帯)など、Webデザイン以外でもよく使われている配色テクニックなので覚えておくと便利です。
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'HSB'は、Hue(色相)、Saturation(彩度)、Brightness(明度)の頭文字を取ったものです。では'HSV'の方の'V'は何かといいますと'Value of Brightness'つまり「明度の値」ということです。
両方同じことを言ってるんですがなぜか呼び方が2種類あって、何故かBrightnessだけ'Value of'が付いたり付かなかったり…。他の二つもなんらかのValueを取ると思うんですがね。
というわけで「明度」の訳語としては'Brightness'が適当かと思います。
おかえりなさいませ、ご主人様^^
あ…そのメイド(maid)じゃなくて、明度の英語表記は Value・Brightness・Lightnessといろいろあるようですね。
そう言われれば、Mac のカラーパネルや Photoshop もBrightnessのB(HSB)が使われてますね。
コメントありがとう。